日々の暮らしに野草を取り入れる

野草の採取、保存、活用法を学んでみましょう。

野草を採取する際に一番気をつけなければならないのは【毒草】ですが、
知識はあってもなかなか見極めるのが難しく、似た野草に戸惑うこともあるでしょう。

ここでは誰が見ても間違わず、採取できる野草をご紹介します。

こちらのサイトでご紹介する野草は本当に身近にありながら、薬効もあり、これだけ知っていればあなたの生活に役立ちますよ。

野草の採集について

山間は毒ヘビや毒虫、またイノシシが出る場所もあります。汚染されていない土手や道端にも十分に野草は生えています。怪我や遭難に合いそうな場所は避け、あくまでも身近なポイントを見つけましょう。

服装にも気をつけ、誤って毒草でかぶれたりしないように、長袖、長ズボン、長靴を着用しましょう。似た者同士の食草と毒草が並びあって生えている場合もあります。迷ったら取らないのも忘れずに。

マナーを守り、採取が可能な場所で必要な分だけ採取しましょう。採取する際は、根こそぎ取るのではなく、根は残し、最小限の量を取るようにしましょう。自然界と共存、共栄する気持ちが大事です。

採取後はなるべく早めに綺麗に洗浄し、調理で使う分はアク抜きなどの処理をしておきましょう。冬の終わりから春の新芽は生でも食べれる野草もありますが、種類によっては必ずアク抜きが必要な場合があります。

保存の仕方

乾燥させた野草は通気性のよい紙袋などに入れてさらに密閉できる容器に入れて保存します。
毎日利用する際はガラス瓶などで保存も出来ますが、日光の当たらないところで保存しましょう。

煎じてお茶にする

乾燥した野草を焙煎して急須で、または必要に応じて煎じる。焙煎すると香ばしく、飲みやすくなります。一種類だと成分が強すぎることもあるので、数種類ブレンドして毎日少しずつ取り入れてみましょう。焙煎したら酸化も早まるので、すぐ飲む分だけ焙煎しておきましょう。

薬効を期待して煎じて飲む時は、短時間で煎じるもの、長時間煎じるものと薬草によって効果的な煎じ方があります。

料理に活用する

冬の終わりから春先までは野草の新芽が美味しく楽しめます。摘んだらさっと湯通しして、和え物にしたり、スープやご飯に散らしたり、トッピングとしても。身近で美味しい野草はタンポポ、ハコベ、ナズナ、ヨモギ、オオバコ、ヨメナ、スベリヒユ、ノゲシなどです。

ティンクチャーにする

乾燥、または水分を抜いた野草をアルコールに漬け込みエキスを抽出したものを ティンクチャー(チンキ) といいます。 アルコール漬けにするとお茶よりももっと有用な成分がアルコールに溶け出します。ティンクチャーは保存が効き、薄めて薬用酒として飲んだり、うがい薬や精製水に数滴垂らして化粧水に利用したり、幅広く活用できます。

使用するアルコールについて

・完全に乾燥させた野草はアルコール25度以上、
・水切りして水分が程よく抜けたものは35度以上の焼酎、ホワイトリカー、ウォッカなど。
・長期保存せずにワンシーズンで使い切るものなら日本酒でも良い。

化粧水などで使う際は精製されたウォッカなどがオススメ。

洗浄→水切り →陰干し→必要ならカットしてアルコールに漬け込む →最低1ヶ月は漬け込んで濾して冷暗所保存。 濾した後さらに寝かせると香り、風味がまろやかになります。

長期保存も出来ますが、私自身は毎年良い時期に一年で使い切る量を仕込んで活用しています。
瓶が増え続けてしまうので…。

PAGE TOP