ドクダミ(Chinese lizard tail) ドクダミ科

学名:Houttuynia cordata Thunb.

花期:5〜6月

生薬名:十薬(ジュウヤク)

薬用部位:花期の地上部

採取時期:5〜6月(開花時期)

日本の三大民間薬の一つ、解毒薬として葉汁を腫れ物に外用し、蓄膿症には葉汁を鼻に挿入するとよく効く。

乾燥すると解毒作用は失効するが、消炎、通便、降圧、利尿作用がある。

漢方:五物解毒湯など。

ドクダミの活用法

〈虫刺され、かぶれ、水虫、にきび〉
生葉をよく揉んで緑色の汁が出たら、患部に当てておく。または青汁をガーゼに染み込ませ 貼り付ける。1日に4、5回取り替える。


生葉には強力な殺菌成分(デカノイルアセトアルデビド)を含有している。
乾燥葉には殺菌作用はないが、消炎作用はある。

ドクダミ石鹸

ジメジメした時期に活躍する簡単なドクダミ石鹸を手作りしてみませんか?
子供のあせも対策やニオイ対策に。

優しい泡立ちでお肌にも環境にもやさしい石鹸がすぐできます。
石鹸素地が手に入らないときは市販の無添加石鹸を摩り下ろしてもできます。
お好みの野草やハーブ、アロマオイルをブレンドしても。

写真は爽やかな香りのする海辺の野草「ハマゴウ」をブレンドしています。

・ドクダミの生葉をミキサーにかけ青汁をとる。
・無添加石鹸素地に軽く温めた青汁、さらにまろやかにしたいならお好みのオイルやはちみつを加えて練り込む。すぐ使えますが、1週間ほど陰干ししたら崩れにくいです。

写真・レシピ:Kimika Iwasaki

ドクダミクリーム


虫刺され、あせも、日焼け、梅雨から夏までの肌トラブルにおすすめのクリームをご紹介。

・ドクダミ、ヨモギの生葉を少量の水と一緒に鍋にかけ、ヨモギの色が変色する前に火を止め、青汁をとる。温めて柔らかくしたシアバターに青汁のエキスを適量入れて万遍なく混ぜたら出来上がり。

・お風呂上がりに薄めに塗って保湿します。子供のあせもや虫刺され、日焼け後にオススメの夜用クリームです。冷蔵庫保存で2週間程度で使い切る量を作りましょう。

   
写真・レシピ:Kimika Iwasaki

梅雨時期にオススメドクダミブレンド茶


ドクダミ×ハト麦×山椒のブレンド茶

=梅雨(長夏)脾胃の季節=

・甘味の使い方に注意、酸味と一緒に使わず、辛味と配合する
・芳香性のあるものを使う
・温性で気の巡りをよくし、食欲を誘い、湿を取り除く働きがあるものを使う

写真・レシピ:Tomoyo Kudo

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