ビワ(Loquat) バラ科
学名:Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
花期:10〜12月
生薬名:①枇杷葉(ビワヨウ)②枇杷仁(ビワニン)
薬用部位:①葉②種子
採取時期:①8〜10月②5〜6月
鎮痛、鎮咳、去痰、健胃。あせもや湿疹には葉を浴湯料として用いる。
葉や種子に含まれるアミグダリンの薬効を活用した療法をビワ療法とする。
漢方:辛夷清肺湯など
ビワの活用法
民間薬でもビワの実は生食では鎮咳、鎮嘔、健胃、止渇の薬効が知られています。
実も美味しく食べれるし、
育てなくても自然の力で実りをもたらす、
まさに旬の果物として昔から重宝されていたようです。
ただし、リンゴやナシ、モモ、イチゴ、サクランボなどバラ科のアレルギーがある方はビワも含まれるのでくれぐれもお気をつけ下さいね。
あと、ビワの実の種を下処理せずに食べたり、
パウダーにして服用するのは危険です。
未熟な実、種には天然の有害物質が含有されているとの事です。
ビワ酒
ビワの葉または種で焼酎漬け(ティンクチャー)を作り、ミルク割りで飲用したり、口内炎や喉の痛みには薄めたビワの葉ティンクチャーをうがい薬として使います。
ビワの種は杏仁のような香りがして美味。
また、頭痛や腰痛など痛みがある箇所にティンクチャーを染み込ませたタオルでホットパックにして温めると気持ちが良い。
【ホットパックの方法】
タオルをお湯で温め(または濡らしたタオルをレンジで温める)ティンクチャーをスプレーして痛みのある箇所にあてる。
アルコールに敏感な方はビワの葉を煮出したものをご使用ください。